3月6日
本院の診察。
前回の診察からママと二人で凄い悩みました。
ママはすぐに手術はしたくない。急過ぎる。
パパの意見は、、、
手術で失敗は怖い。すぐに手術という決断が出来ない。
手術をしても後遺症が残る。ずっと痛みが伴うようなことがメイにとって良いのか?
凄く凄く悩みました。
パパの決断は、すぐに手術はしたくない。
そして出来るだけこのままで一緒に過ごし、メイに愛情を注ぎたい。結果として亡くなることになっても・・・
仕方ないのではないけど、手術の苦しみ、後遺症などで苦しい思いをするより、メイが楽しいと思うままメイに愛情を注いで見送りたい。楽しく一緒の時間を少しでも長く過ごしたい、
そう思いました。
池田先生にもその旨を伝えました。
先生も理解してくれ、「定期的に診察をしながら様子を見ましょう。ただ何か起きた時はもう手の施しようがないと思います。そこはご理解ください」そうおっしゃってくれました。
この日から普通に過ごしながら病気と闘う日々が始まりました。
闘うと言っても出来ることはあまりありません。
メイに愛情を注ぎ、診察を受け、薬などで病状が悪化しないようにする。
それだけです。
メイの病気が分かってから毎日、メイを抱っこしながら語りかけました。
パパは食事が終わると、リビングのクッションの上に行きます。
「おいで」と呼ぶとメイはゆっくりとパパの膝の上にきます。
そしてメイを抱っこして
「メイのことが世界で一番大好きだよ。ずっと一緒にいようね」そう声をかけながら
ずっと抱きしめてました。
「でももし病気が苦しかったら我慢しなくていいからね」
そう心の中でメイに伝えました。
メイはずっとおとなしくしてました。
とても穏やかで幸せな毎日でした。
この「ラフと一緒♪」では泣き言は言わない。
明るく、かわいいメイの思い出を残すんだ。
そう誓いました。
3月中旬になると桜が咲き始めました。
毎日、メイと一緒に桜の写真を撮りました。
「来年も一緒に桜の写真を撮ろうね」そう言いながら